当院のスローガンは、「スピード感と変化に対応する」です。 

 当院のスローガンは、「スピード感と変化に対応する」です。 

当院のスローガンは、「スピード感と変化に対応する」です。
僕が医者になった30年前は、まだカルテは紙で、予約は出来たとしても紙で管理、殆どの医療機関は早いもの順での受付で、朝早くから病院の前に並んで順番を取っていました。1時間待ちは普通で2時間以上待つ場合も稀ではなく、診療は数分で終わり、会計でまた長く待たされ、薬をもらうのにまた更に待たされる。こんな状態が当時の医療機関でした。もちろん怒り出す人もいましたが、多くの人はただ我慢していました。また診療時間は、働く人にとっては不都合極まりない状態で、平日の9時から夕方5時、土曜は半日、日祝は休み。これでは、仕事を休んで受診する以外に選択肢がありません。
現代は、10年前と比べても変化のスピードが10倍以上速いと感じています。
今は電子カルテが殆どですし、ネットからの予約が時間を指定して取る事が出来る、これだけでも院内の滞在時間は短縮され、会計に自動精算機があれば更に早くスムーズに進みます。
しかし、診療時間はやや改善されてきてはいますが、まだ昭和のスタイルが続いているように感じます。職場を休むことなく受診が出来る、家族があちこちの医療機関を受診するのではなく、1か所の医療機関で完結出来ればとても便利だと感じます。これは自分が患者さんになった場合、こんなスタイルだと嬉しいと思う事です。そこで当院は、これを実現する為の努力をしています。もちろんクリニックですので、診断治療の限界はありますが、高次期間への紹介が可能なスタイルが構築されていれば、患者さんも医療側も安心出来ます。
具体的には、診療は365日(つまり休みは無く)、平日は21時まで診療、内科・小児科・外科の診療を行っています。もちろんこの為には、仲間の協力が必要になります。僕の考えに賛同してくれて地域の為に頑張る、事務スタッフ、ナース、医師、がシフト制で勤務して、これを実現しています。
「医療側に患者さんが合わせるスタイルから、地域の需要に医療側が合わせるスタイルへの変化」これが現代に求められる事だと考えています。
しかし、このスタイルが10年後も同じとは考えていません。時代の変化に遅れないように、常に意識して診療スタイルを変化していく、これが、僕が考えるこれからの医療です。